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草刈りマシーンで草を刈る!

これ、8月半ばの我が家の庭です。

草ぼーぼー


ご覧のように草ぼーぼー。
好きなんですヨ、草ぼーぼー。
「方丈記」の草庵まわりの草ボーボーな感じなど、
いいですよねえ。
あるがまま
手を入れず
お好きなように・・・。
だから本当はこのまま、
ぼーぼーなまま、
夏を送り、
秋を迎え、
冬に至りたいのです。
それが私の理想の庭。

と常日頃思っているものの、
どうでしょう、この感じ。
隅々まで余すところなく雑草がびっしり生えて、
なかなかにむさ苦しい光景になってきました。
いい感じとはほど遠いかな。

こっちもぼーぼー


山中の庵でなら目のなぐさみであるものも、
現代の住宅地でとなると、
美観と防犯の意味から存続はむずかしいですかしらね。
雑草の手入れをしないでいると
ご近所の視線が痛くなりますね。
雑草が飛び火する、とか
ヤブ蚊が増える、とか
空き巣や放火魔が寄ってくる、とか
言われそうで戦々恐々。
なのでこの2年は毎春、
「よッし、今年こそぼーぼーになる前に草毟りしよう!」
と決意するのですが、
やれた試しがありません。
結局のところぼーぼーにして、
植木屋さんに泣きを入れ、
草刈り機でウィ〜ンウィ〜ン刈り取ってもらうことになる。
さすがプロですから、
むさ苦しかったところが
あっという間にこざっぱりと、
緑の絨毯を敷き詰めたみたいに美しく変貌しますが、
なにせお金が掛かります。
そうたびたびは頼めません。

草毟り、あるいは雑草引っこ抜き、など、
その行為自体は好きなのです。
東京暮らし後年に住んでいたマンションには
猫の額ほどの小さな庭が付いていて、
ぜんたいが和風なのでそこを苔庭にしようと、
苔の敵である雑草の
毟りと引っこ抜きを10年間続けました。
成果あって、
きれいな苔庭が出来上がりましたが、
そうできたのは小さな小さな庭だったからです。
草毟り、引っこ抜き、って、
相手をいちいち見て、
その生育状態を確認して、
毟り方を頭に入れ、
ごめんごめんとあやまりながら進むものです。
まことに手間ヒマ掛かるのです。
マンションの小さな庭だから一日仕事で済みましたが、
その数倍は広い実家の庭で、ですよ、
熊本の肌を突き刺すように強烈な日差しを浴びながら、ですよ、
そんな作業は・・・
毛頭やる気ありませんよねえ。
だからいつもぼーぼーなまでに繁らせて、
限界が来たところでプロにおまかせ、
を繰り返していたのです。
でも、さすがにそれがお財布に響いてきました。
このような散財を続けるわけにはいかないと思い、
で、なんとか自分の手でやり遂げられる方法はないかと考え、
植木屋さんがいつも使っている“草刈り機”に
目を付けたのです。

草刈り機、ご存じですか?
田圃の畦道や公園の原っぱなどで
ウィ〜〜〜ンウィ〜〜ンと音を立てているのを見たことあるでしょう?
草という草、雑草という雑草を
アッという間に根っこ近くからことごとく刈る、というか、
切り取ってしまうマシーンです。
思えば怖い機械ですよ、
ぼやっとしてたら自分の足まで切ったという話を聞きます。
少し前には、
熊本日日新聞の読者投稿の短歌欄に 
“ 草刈り機の藪に切り裂く黒蛇は命三つに飛び跳ねてうごめく ”
という歌を見つけ、
その情景が目の前に広がり、
生々しさに息を呑んだことでした。

もちろん、そのような、
植木屋さんや農家などで使っている
ガソリンでモーターを動かす本格的な草刈り機は、
大きく重たくとても私には使いこなせません。
だから目指すはその小型。
素人にも女にも年寄りにも
使いこなせるものがあるのではないかと考えた次第です。
それで母の初盆で帰省していた弟のお尻を叩き、
郊外のDIYショッピング・センター「ハンズマン」まで
車を走らせ探しました。
そしたらちゃああんとありましたよ、
電動式で一回り小さく軽い素人向きの草刈り機。
素人向きではあっても、
係の人が言うには“よく切れる”そうです。
だから使用にあたっては“注意がいる”そうで、
こうしてどうして、ああしてそうして、と、
様々なレクチャーを受けたのち
やっと購入できました。

草刈り機



世の中には奇特な人がいるものですねえ。
この話をすると、
『九州の食卓』の編集長・坂田圭介さんと
副編集長・谷端加代子さんのお二人から
「ぜひ草刈りをさせてください!」
という申し出があったのです。
『九州の食卓』というのは
自然素材の食を取り上げる季刊誌で、
私はそこで“こだわりの食材を扱う宿”の
取材ページをいただいています。
谷端さんとは、
九州各地へ共に旅する間柄ということもあって、
そのご好意ありがたく受け取りました。
実は先の6月にも、
カメラマンの永田智恵さんが
「ぜひ草毟りさせてください!」と叫んで
わざわざ東京から駆けつける(飛行機でですが)という
珍事(私にはありがたいことですが)がありました。
その冬、取材でご来宅の折、
まだ枯れ芝の庭を見て
「時期になったら草毟りに来ていいですか?」
とは言われていたのですが、
まさか本当にお出でになるとは思いもせなんだことなので、
びっくりするやら可笑しいやら。
草毟りとか草刈りって、
人をやりたくさせる強い何かがあるのでしょうか。

で、草刈り当日の日曜朝8時。
坂田さんと谷端さんの参上です!
せっかくの休日なのに、
ありがとうございます。

坂田さんと谷端さん


坂田さんは草刈り機経験者らしく、
このくらいの庭、なんてこたない、と平然たる態度です。
私がこのマシーンの使用説明書を差し出すと、
しゃらくせえ、みたいな感じでそれは無視して、
さっさと草刈り機をスタートさせました。
右から左へ、右から左へ、と、
手先だけでなく腰から回して刈り刃の付いた操作棹を動かします。
片足一歩の踏み込みと腰の入れ方が重要らしい。
音はプロ使用のマシーンよりずっと控えめだったから、
ご近所の手前安心です。



草刈り初体験(らしい)の谷端さんは
反対にへっぴり腰です。
坂田さんの
「そこは無駄だよ、もっとあっち」というチェックを受けて、
塀際の草を“こわごわ”剪定ばさみで刈り込んでいます。
慣れない手つきとその中腰は、
後でヒビいてくるかもよ。

手でも刈り込み


坂田さん、もう庭の東側へ移動。
慣れた手つきでぐんぐん作業を進めて行く。

坂田さん慣れた手つき




坂田さんが刈ったあとには草の小山が。
それを谷端さんが熊手で掻き集めるのですが、
ここでもちょっとへっぴり腰。
庭仕事などしたことのないお嬢さんなのだな、きっと。

谷端さん熊手で集める


さっさか、さっさか、坂田さん。
庭を縦横に効率的に刈りまくる。

さっさか



刈られた草の小山が次々と。

効率的

あっという間にここまですっきり。

あっという間にすっきり



おや、小山の向こうに怪しい人物、
あ、私でしたか。

怪しい人

ブロック塀に張り付いて増殖する“なんとかプラモ”だったか、
名前が出てこないけれど鬱陶しい植物、
その憎たらしき蔓状の草を
渾身の力でもって、
剥がし、引っこ抜いているところです。


刈った草は庭の端っこに山なりに。
父はこのままほったらかして堆肥を作っていました。

ひとつの山


この庭も50年くらい前は、
きれいに刈られた芝生の周りを
白い蔓薔薇が咲き乱れるフェンスの塀が取り囲むという
こざっぱりした庭でした。
それが、
私が家を出てからあと、
ゴルフ練習のためにネットが張り巡らされたり、
薔薇のフェンスが無味乾燥なブロック塀に取って代わったり、
(私の)大嫌いな蘇鉄が中央にでんと植え付けられたり、
小枝がさやさやと広がる気持ちのいい落葉樹の代わりに
柘植やら槇やらモチノキなどの
コテコテに剪定を要する造形的庭木が顔を連ねたりして、
どんどん変貌していったのです。
すっかり私の趣味ではない庭になりました。
植えられている庭木、植物のことごとくが気に入らない。
でも父の庭であるかぎり
それはそれでかまわなかった。
いつもいるってわけじゃなかったから。

かまわないではいられなくなったのは、
自分がそこに住むようになったからで、
その庭が自分のものになってしまうと
不満ばかりが生じてくる。
なかなか愛情が持てないのです。
だから草毟りする気にはならないのかも知れない。
せめて草ぼーぼーにしていようかと思っても、
草庵のような風情があるわけではなく、
ただ単に鬱陶しいだけ。
そんなモヤモヤを刻み吹き飛ばすかのように、
草刈り機がウィ〜ンウィ〜ンと進んで行きます。
やっぱり購入は間違いではなかったのだ、
との確信を得ました。

そこで自分も刈ってみたくなり、
坂田さんに教えを請うことに。
このショルダーベルトを掛けるんですね?

私も挑戦



結構軽いな。
右から左へ、ですね?

右から


こんな具合?
は? 
はいはい、コードは必ず後ろに置く、ですね。
でないとコードを切る事故が起きる、と。
了解!
ウィ〜〜〜〜〜ン!

左へ



おお、見よ、この散髪後の清々しさを!

さっぱり



ちょっと虎刈りだけど、
それもご愛敬。

P1060955.jpg


かくして今は、
趣味かどうかは別として
こざっぱりした庭景色に心静かに過ごせています。
伸びたらまた草刈り機で刈ればいい。
自分でできることが、
植木屋さんに頼まなくてもいいことが、
お金が掛からないことが、
とても気楽で自由に思え、
草生い茂るプレッシャーから完全解放されました。
これが草刈り機購入から得た
いちばん素敵なことですね。

7月から庭に住み着いているのら猫一家(総勢6匹)は
草ぼーぼーの状態の方が
身を隠せて安心できたようですが、
それでもこざっぱりした草の上は
飽きることなく走り回れて、
楽しめているようです。

猫たちも

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