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トークイベントのご案内

突然の差し込みお知らせごめんください。

来る10月11日(土曜日)のお昼すぎ、
熊本市新市街玉屋通りの「橙書店」にて
鈴木るみこさんと二人でお弁当についておしゃべりすることになり、
そこにいらしてくれたら嬉しいとの意味を込めて
熊本在住のみなさまへのお知らせです。

「橙書店」は隣接のカフェ「オレンジ」の店主田尻久子さんが
大事に大切に育てている小さな本屋さんです。
著名な詩人、作家さんたちが著作の発売を記念して、
ここでトークや朗読をわりと頻繁にいたされる・・・
ということで
“一部の人たち”に名を馳せています。

今回はマガジンハウスより刊行の『明日も私たちのお弁当』を、
その企画・編集に携わっている
編集者&ライター鈴木るみこさんの来熊に合わせて
わーっと盛り上げようということで、
話し相手に私が選ばれたわけであります。

私がマガジンハウスで騒いでいたのは
もう遥か昔のウン十年も前のこと。
懐かしきハルウララのように
今や遠〜い日本の片すみで
静かな余生をすごしている私に人前トーク、だなんて、
と、二の足踏んだも本当ですが、
るみちゃんたっての願いと聞けばお断りできるはずもなし。
人前緊張症の不安度80%抱えつつお引き受けした次第です。

るみちゃんは
私が雑誌オリーブの雑貨やインテリアのページをのりのりでやっていた時期から
わずかにずれてオリーブ編集部に入ってきました。
静かに、ひかえめに、
ちょうど睡蓮の花のようにぽわっと微笑む新人さんで、
編集部にはめずらしく文学少女的雰囲気のある女性だな、
というのがそのときの私の印象です。
私がスタイリストを辞めた頃、
確かるみちゃんもマガジンハウスを辞めたのではなかったかしらん。
彼女はそれからパリ留学。
戻ってフリーランスの編集者となり、
クウネルの創刊に係わって、
以後今日まで企画・編集・原稿と、その力量を発揮しています。

『明日も私たちのお弁当』は
クウネル創刊号からの連載「私たちのお弁当」の単行本化3冊目です。
今のお弁当ブーム、
思えばこの企画が火付け役となったのではないでしょうか。
今回も60名の人が作った100個のお弁当が載っていて、
“おべんと作らない主義”の私(わけはイベントでお話しします)でも
思わず作りたくなる美味しいそうなものばかり。

表紙に使われている京都のコーヒー店畑啓人さんのお弁当です。
イケてますねえ〜。

お弁当の本


お弁当だとお弁当箱ひとつですみますが、
そうじゃないお昼ごはんの私は
常にいくつも器を汚すわけです、はい。

お昼ごはんに使った器


では土曜日にお待ちしています。

  橙書店トークイベント
──るみさんとゆみさんの
   おいしいたのしい お弁当のはなし──

出演  鈴木るみこ
    吉本由美
日時  10月11日(土)
    13:00会場  13:30開演
料金  1500円(1ドリンク付)
場所  橙書店
問い合わせ orange/ 橙書店 096-355-1276
http://www.zakkacafe-orange.com/
定員  30名 要予約
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朝顔御大事

9月4日、今日も相変わらず雨が降り続いて、
ベランダの床木にきのこが生えてきました。
涼しいのはいいのですが、
からりと晴れて澄み渡り高いところに鱗雲・・・
の見える空がさすがに恋しくなっています。
この夏熊本には猛暑日が一度もなかった。
日照時間も平年の4割を下回っているというから
異常気象は深刻さを増してきました。

明日の9月5日から7日まで、
熊本市動植物園の植物エリアで『肥後朝顔展』が開催されます。
一蔓一花仕立てで大切に育てられている観賞用の小さな朝顔です。
熊本独自の歴史を持つこの植物の展示会は毎年、
7月に水前寺公園・古今伝承の間、
8月熊本城内、
9月動植物園にて開かれており、
三々五々愛好者たちが集まって品評し合って愉しみます。
私もお城の展示会には2、3回行き、
人間の手の入った工芸品のような植物を眺め回して愉しみました。
それで今年、今年こそは植物園へ、と考えていた。
と言うのも
お城の展示意匠は背景がすだれなのですが、
植物園の背景は“金屏風”なのです。
すだれの渋さもいいものですが、
金屏風にはたとえその前に並ぶのが朝顔でも
まるでスターの婚約記者会見のような華やかさが宿り、
そのキッチュな感じが面白いのです。
それで
来夏ぜひとも足を運ぶぞ、
それをブログでみなさんにお伝えするぞ、と
昨年テレビか新聞のニュースを見ながら決意を固めていたのです。
一年後の計画を練るなど、
刹那的に生きる私には希有なことで、
「ビジョンを持つのもたまにはいいな」と思ったものでした。

なのにです、
開催を明日に控えた本日ただ今、
思わぬ諸事情が生じてしまい行けなくなってしまいました。
展示会にはまた来年行けば済む話ですが、
しかしどうするブログは?・・・ということになる。
急なことで書くことがない。
ただでさえ
ひと月更新をサボったときに戒めのように画面に被さる“広告”の
粗雑な絵柄に辟易としていたところだし、
仕方がないので、
8月にお城で開催された肥後朝顔展の様子をお伝えすることに致しました。
でも、これ、ただの記録としてしか撮っていなかったので、
すみません、写真がひどいのです。
そのことを
まず先に謝っておきましょう。

で、その8月。
展示会に行ったのは酔狂にも台風接近前日のことで、
大荒れのお天気でした。
そのため家を出るのが遅れ、
街行きのバスも大幅に遅れ、
お城の下でバスを降りたらすでに午前9時半を回っていました。
朝顔を観賞するには遅すぎる時間です。
焦りました。

行幸坂を頬当御門(ほほあてごもん)に向かって駆け上がり、
息を切らして振り返るとこんな景色。
古木がくねくねと空のお堀へ腕を広げていて怖い。

くまもとじょうへ


ほら、こちらの古木も怖ろしいほどの枝走り。
夜、ここに「居ろ」と言われたら嫌だなあ。

樹齢何年?


午前9時45分過ぎ、会場到着。
9時45分過ぎって朝顔にとっては鬼門ですよ。
人間の女の人でいうと
前期高齢者に足を踏み入れたあたりでしょうか。
う〜ん、そう思うと他人事じゃないですね。
何しろ朝顔がいちばん美しいのは明け方の1〜2時間で、
日が昇るにつれずんずんその美は崩れていく運命にあり、
いわんや9時45分も過ぎるとや。

熊本は東京より1時間くらい日の出が遅い。
なので朝顔の花の“見頃”は6時くらいまで持つ、と聞いていました。
しかし、お城の開店、もとい、開城は朝の8時半。
たとえ開城と共に展示場に走り込んだとしても、
朝顔の花はすでに中年の域に達しているというわけなのです。
なんか理不尽じゃないですか?
しかも私はそれよりおよそ1時間も遅く来た。
その上本日は台風接近の強い風が吹きまくっている。
朝顔のあの薄い花弁はすでにどれだけ傷んでいることだろうか、
という悪い予感がありました。


さすが天守閣は強風にもびくともしない。

久しぶりに熊本城


展示会場はその隣です。
外なのです。
ゆえにずらり並んだ朝顔たちは右に左に、
風にびゅんびゅん揺れていました。

展示場‥2



展示場・・・3


“寄り”で撮ると揺れているのでぼけぼけのカットになります。
風の収まる一瞬を待ってカメラを持ち続け、
あ、今だ! カシャッ、と撮ったのがこのカット。
どうですか?
生い茂る蔓のあちこちにこざっぱりとした花を付ける
いわゆる“朝顔”の庶民的なイメージとは
ずいぶん異なる外見でしょう?
これが一花仕立ての肥後朝顔。
小鉢本蔓作りというのです。
紫味黒色地に白縞の、
崩れる寸前の熟女という風情のこれは“岩清水”という品種。
もはや花弁が開きすぎの感ありですが
ある種の美しさはある・・・と。

岩清水


こちらは展示会場下の
「肥後六花園」の畑で育てられている“岩清水”です。
畑でたくさんの蔓に囲まれて暮らしています。
比べてみると同じ品種でも
ぜんたいのイメージはだいぶ違いますね。
やはり小鉢本蔓作りのほうが“あか抜けている”っていうか。

岩清水


同じく畑の「磯千鳥」

磯千鳥


同じく「雪神橋」(せっしんきょう)

雪神橋


同じく「天の原」

天の原


同じく「松風」あるいは「藤衣」。
風で花弁がぼろぼろに・・・。

松風or藤衣


こちらは小鉢本蔓作りの「松風」あるいは「藤衣」。
あねさん芸者な雰囲気あり。

松風or藤衣


明治32年、
44人の同好者によって発足した「肥後朝顔涼花会」は
「本会特有ノ種子ハ本会員ノ外決シテ他ニ分与スルを得ズ」の
規約のもと、
“青斑入洲浜性花の小鉢本蔓作り”という、
肥後人気質(あまのじゃくでオリジナル好き)が
深く関わる独自の朝顔の、
研究、育成、保存に努めてきました。
“行儀作り”とも呼ぶそれは
本蔓を摘むことなく草丈を鉢の高さの3〜4倍にとどめ、
第一花を草丈の四分の一の高さに咲かせるという難しいもの。
鉢と草姿、花の調和を大切にした風流な仕立て方は
あくまでも観賞用として
連綿と引き続けられ今日に至るそうなのです。
朝顔御大事なんですね。

萎れかけているこれは「高砂」または「老松」という品種。
あずき色が小粋ですね。

高砂か老松


紅色もあでやかに「竜田川」

竜田川


ペールブルーと呼べばいいのか、
氷山の奥にあるような淡い水色が美しい「磯打波」。
しかしその微妙な色は・・・私のカメラでは表現できない。

磯打波


肥後朝顔涼花会の観賞・育成における規約。

一番花が開く前日の夕方、鉢を軒下に取り込み、
先端を1センチほど割った小さな竹(支柱)を立て、
そこに蔓先をはさんで充分に灌水しておくと、
翌朝には風情ある“行儀作り”が出来上がる。
開花した鉢は床の間に専用の花台を置き、
花の色を案配し
鉢は奇数で配列のこと。
観賞するのは早朝から午前中にかけて。
毎朝鉢を入れ替え開花を楽しむべし。
一番花が終わったら二番花の蕾が開くのを待って配置。
第三番花まで観賞するのが掟。
観賞し終えたものは、
肥後朝顔の特徴を充分備えたものだけを5号鉢に移すか、
同一の品種を一カ所に集めて地植えするかして受粉操作し、
種の完熟を待って蒴果のまま品種ごと封筒に入れ、
温度差の少ない場所に保管しなければならない。

・・・ふうん、なかなかに大仕事でありますね。

午前10時を過ぎると
会場の皆(朝顔たち)はくったりと萎れてきた。

萎みかけてきた


強風に揺れて花びらの破れた朝顔も多く、
“決めの写真”を撮れずにうろうろしていると、
会の方が
「今日は風が強くて日が悪いですね。
9月は動植物園でも展示しますよ、
あっちのほうが種類も多く出るかな」
とおっしゃいました。
全体で何品種あるのか訊くと、
今回の出品は21種に留まっているけれど、
肥後朝顔は
紅、桃、空、青、白、藤、海老茶、茶、紫、黒、瑠璃色など
花の色が多彩で、
それに濃淡、光沢、絣や縞入りを加えると、
今のところ34品種にのぼる、とのこと。
あるんですねえ。
すべての花を見てみたいものですが、
しかし見頃が明け方ではなあ・・・。

肥後朝顔・・・なかなかに面倒な花ではありますね。






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